小さいころよくやった「お店屋さんごっこ」。
八百屋さんに、お花屋さん、パン屋さん、ケーキ屋さん・・・。
皆さんは、何の「お店屋さん」に変身しましたか?
実は、この「お店屋さんごっこ」、子どもたちの能力開発に欠かせないものだったのです!
「お店屋さんごっこ」は子どもたちにとってこんなに重要だった!
「お店屋さんごっこ」のシーンを思い浮かべると、子どもたちがいかにたくさんの能力を使い、この遊びに取り組んでいるかがよく分かります。
● コミュニケーション能力
● 金銭感覚
● 知識力(ものの名前)
● 手先の器用さ
・・・
数え上げればきりがないほど、たくさんの能力を総動員して行う遊び。
それが、「お店屋さんごっこ」の真髄だったのです!
① コミュニケーション能力
「お店屋さんごっこ」はどちらかというと女の子が好む遊びですよね。
実は、それには、深い理由がありました。
「お店屋さんごっこ」をする就学前の子どもたちにとって、「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」というやりとりは簡単そうに見えて難しいもの。
特に、この年代の男の子たちは、脳の機能上、女の子よりも言語を司る働きが未発達といわれます。
そのため、「お店屋さんごっこ」は男の子よりも、女の子に人気のある遊びとなるわけです。
それを逆に考えると、
なかなか言葉が出ない
と悩んでいる子どもさんにこそ、この「お店屋さんごっこ」が良い刺激になります。
机に向かって発声練習を行うよりも、ワイワイ楽しみながら、ママやパパたちと一緒に「お店屋さんごっこ」をしながら言葉の勉強をする方が、子どもたちの精神的なストレスも少なくなるはず!
2歳になっても言葉が出ない
幼稚園に通い出しても言葉が増えない
そんな悩みを抱える子どもさんにこそ、絶対やって欲しいのが、「お店屋さんごっこ」なのです!
② 金銭感覚
「お店屋さんごっこ」に欠かせないのがお金のやりとり。
大人にとって当たり前の計算も、小さな子どもにとっては一つ一つ大切な勉強となるのです。
算数の基本は
1対1の対応
です。
1つのりんごに対して、コインを1枚渡す。
まずは、そんな基本的なやりとりから始めましょう。
慣れてくれば、お釣りや複数買いも取り入れて、足し算や引き算はもちろん、かけ算の練習にもつなげていけるといいですね☆
また、
衝動的に買いすぎると、本当にほしいものが買えなくなる
といった、お金を管理する能力もあわせて身につけておきたいところです。
③ 知識力
「お店屋さんごっこ」を成立させるためには、ある程度の基礎知識がなければなりません。
お店に置かれているものの名前や数え方など、幼少期に必要な語彙を増やすためにも、「お店屋さんごっこ」は大きな役割を果たします。
りんごは1個、ブドウは1房、それなら、魚は?
1匹? 1尾? 切り身であれば1切と言うこともありますよね!?
このように、「お店屋さんごっこ」を通じて、子どもたちは、社会の縮図を体験していくことができるのです!
④ 手先の器用さ
「お店屋さんごっこ」をするためには、ある程度の手先の器用さも求められます。
お金を財布から取り出したり、品物を店先に並べたり・・・。
手先を使いながら、脳を刺激することで、子どもたちの健全な成長を刺激することができるのです。
少し年齢が上がってくると、自分たちで工作をして、お店の商品を作るのも楽しいですね。
クレヨンやハサミ、粘土、折り紙などを駆使し、工夫して作りあげた「マイ ストア」。
子どもたちにとって、どんな高価なおもちゃにも勝る、素晴らしい知育玩具となることでしょう☆
いかがでしたか?
このほかにも、ポイントカードを作ってみたり、広告を作ってみたり・・・。
子どもたちの想像力は尽きることを知りません。
そしてそれは、将来、社会に出たときに必ず役に立つ、
マーケティング戦力=いかにして商品を売るか
の学習でもあるのです。
この機会にママパパ、子どもたち、みんなそろって「お店屋さんごっこ」に、本気で取り組んでみてはいかがでしょうか!?
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