こんにちは!教育アドバイザーの梨紗です。
「本屋に行っても、どの問題集がわが子に合うのかわからない」 「評判の良い厚い参考書を買ったけれど、結局真っ白なまま……」
そんなご相談を、これまで数え切れないほど受けてきました。
実は、残り50日という極限状態からの逆転劇において、教材選びは 「何をやるか」と同じくらい「何をやらないか」を決める、プロの戦略の核心 です。
今日は、私が娘・みみちゃんの特性を見極めて手渡した “奇跡の5冊” を例に、 プロがどうやってお子様に最適な「武器」を選び抜くのか、その舞台裏をお話しします。
教材選びの鉄則:「学年」ではなく「今の実力」から逆算する
教材選びで最も大切なのは、 背伸びをさせないこと です。焦って難しい本を買い与えるのは、 土台のない場所に重い石を積むようなもの。 崩れるのは時間の問題です。
そこで私がよく活用するのが、 受験研究社の 『基本トレーニング』シリーズ のような進級式ドリルです。
● Case Study(みみちゃんの場合)
みみちゃんはそろばん経験があり、計算は得意。 そこで算数は 「2級(小6・下)」 を選びました。
一方で読解には強い苦手意識があったため、 国語はあえて 「3級(小6・上)」 からスタート。
理由はただひとつ。
「できた!」という成功体験を最速で積ませるためです。
● プロの目線
このような進級式ドリルは、「本当はやりたい級-1(時間に余裕があれば-2)」が正解!みみちゃんにもっと時間があれば、 私はさらに下の4年生ぐらいのレベルの教材を選んでいたでしょう。
「8~9割は正解できるテキストから始める」
これが教材選びの鉄則です!
「解き直し」を完全ルーティン化できるボリュームを選ぶ
教材を選ぶ際、中身と同じくらい重要なのが、 子どもが“毎日できる”と思える分量と構造 です。
私が算数で選んだのは、
『中学入試 実力突破 算数 計算と一行問題 基本編』
この本は、
- 計算
- 図形
- 一行問題
が 毎日3問ずつ、見開きでサクッと進められる構成。
この「毎日3問だけ」という心理的ハードルの低さが、 逆転の鍵を握ります。
だからこそ、初日に娘と約束した
「間違えたら、その日のうちに別紙で“まっさらにして解き直す”」
という仕組みが、親子で喧嘩することなく、 毎日の絶対ルーティンとして定着しました。
「答えを見てわかったつもり」を許さない。 教材の軽さを利用して復習の仕組みを作るのが、逆転の技術です。
漢字の「レベル」を見極める力
みみちゃんは漢検5級を持っていたため、 網羅的なドリルではなく、より実践的な
『実力突破 国語漢字』
を選びました。
この本は、
- 上段:書き
- 下段:読み
- ことわざ・四字熟語まで網羅
という タイパ最強の構造 です。
しかし、もしお子様が漢字に強い苦手意識があるなら、 私は別の教材を選びます。
なぜなら、 「漢字が苦手」の理由は子どもによって全く違う からです。
- 書き順が曖昧
- 形が覚えられない
- 読みが弱い
- 語彙が少ない
原因によって、選ぶべき1冊は変わります。
私は普段から6年生の生徒さんだけでも、この『実力突破 国語漢字』のほかに4~5冊ほどのラインナップを用意して提案するようにしています。
またそのお話も後日別の記事でお伝えしますね!
社会のテキストは「国語を救う知のネットワーク」になる
今回、2教科受験(国・算)であるにもかかわらず、 私が敢えて5冊の中に
『実力突破 社会』
を入れたのには、深い戦略があります。
当時、文章が頭に入らなかったみみちゃんには、 言葉の背景にある一般常識(知識) が圧倒的に不足していました。
そこで、カラーで写真が多く、読み物として面白い社会のテキストを使い、 毎日の夕食タイムやおばあちゃんとの大切な時間の話題作りに利用しました。
これは、
- おばあちゃんとの温かいコミュニケーション(心の安定剤)
- 国語の読解力を裏から支える“背景知識の注入”
という、二重の効果を狙った戦略です。
これこそ、プロ講師ならではの「知のネットワーク戦略」といえるでしょう。
まとめ:わが子だけの「魔法の武器」を見つけたい方へ
今回ご紹介したのは、 あくまで 「当時のみみちゃんの特性」 に合わせた5冊です。
お子様が100人いれば、100通りの「最適解」があります。
梨紗先生私はこれまで20年以上、 大手通信教育機関の東大・京大コースの指導をはじめ、 全国の難関校・人気校への合格を支援してきました。
名門校の校長先生方への取材を通じて、 「合格する子の共通点」 も見てきました。
だからこそ、 お子様の現状を伺えば、 どの1冊が“逆転の号砲”になるかが分かります。
もしそうなら、一度その不安を私に預けてください。
個別相談では、 お子様の現在の偏差値や苦手分野、 そして何よりその子の「性格」を丁寧に伺い、 50日間で奇跡を起こすための“オーダーメイド教材プラン” を一緒に作成いたします!
この記事は、kosodate.funの連載「50日間の逆転ストーリー」第7話と連動しています。
物語はこちらから→








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