大阪では、いよいよ運動会まで残すところあと1週間、という小学校も増えてきました。
これまで、
● 運動会のお弁当作り(記事はこちら)
● 運動場での場所取り(記事はこちら)
について、詳しくお話ししてきました。
子育て世代のママパパたちが運動会で気になる話題といえば、「この2つで十分かな?」と思っていたのですが・・・。
先日、ママ友たちと「場所取り」の話をしていると、
運動会で上手に撮影する方法も知りたい!
という声が上がっていましたので、今回はぜひともリクエストにお応えしたいと思います(^^)v
運動会の写真撮影は事前の情報収集で決まる!
私はプロのカメラマンではありませんが、ライターとして、ときに写真付きの取材を頼まれることがあります。
神社や仏閣のような静止画中心の撮影の場合はいいのですが、多くは
お祭りや子どもたちのイベントなど、動きを伴う被写体
です。
何とか上手に撮影できないか・・・
と考え、以前、プロのカメラマンの方にお話を聞いたことがあります。
その方は、幼稚園や小学校の専属カメラマンとして、運動会や遠足などの行事を撮影することも多く、とてもタメになるお話を聞くことができました。
プロのカメラマンの方によりますと、運動会などのイベントで写真を写すとき、まず何よりも大切なのが、
情報収集
だそうです。
● 何組がどこで踊るのか
● かけっこやリレーのスタートはどこでゴールはどこか
● 行進はどんなルートを取るのか
このあたりの情報を事前に頭の中に入れているかどうかは、写真を撮る腕前や技術以上に重要なことだというのです。
実際、プロのカメラマンの方も、小学校や幼稚園から、細かいプログラムや進行表をもらい、
当日までに運動会の流れと子どもたちの動きを頭の中に入れ、どの角度から取れば、全員を取りこぼすことなく撮影できるか、綿密な計画を練る
といいます。
私たち素人のパパママもこの作戦を拝借しない手はありませんよね!?
最近、幼稚園や小学校によっては、子どもたちの演技を見やすいように、
事前に子どもたちの演技の配置やスタート位置を教えてくれる
ところも増えてきました。
また、子どもたちは何度も練習やリハーサルを繰り返していますから、
この競技は、運動場のどのあたり?
と、プログラムを片手に位置を確認すれば、かなり正確に教えてくれるのではないでしょうか?
幼稚園の年少さんなどで、上手く言葉で説明できない場合は、実際に練習もかねてやってみてもらうのもGOOD!
子どもたちは大喜びでかわいいダンスを披露してくれることでしょう。
その際、
● 園長先生は○○ちゃんの踊る位置から見て、どこに座っているのかな(本部テントの位置確認)?
● 先生が立ってお話しする台(朝礼台)はどこに置いてあるの?
● 入場門・退場門はどこにあるか聞いてる?
などと具体的な目印を質問しておくのがおすすめです。
おそらく幼稚園の先生も誘導はするものの、「だいたいこのあたりに○○があるよ!」というようなお話は繰り返し聞かせ、隊列がズレないように工夫しているはずだからです。
また、運動会の進行は、どこの小学校・幼稚園も毎年ある程度に通ったものになっています。
前の年の写真や動画を見直しておく
のも、良い方法かもしれませんね。
何はともあれ、事前の情報収集で、まずはどの位置からシャッターチャンスを狙うのかを決定しておきましょう!
運動会の写真はデジカメの特性を生かし、「数打ちゃ当たる」作戦で!
私たちの子どもの頃はフィルムのカメラだったため、無駄な撮影は一切できませんでしたが、現在はデジカメ。
不必要なシーンを撮影しても、後ほどボタン一つで消去することが可能です。
けれども逆に、撮った写真はいつでも消せるけれど、撮っていない写真を残すことは絶対にできません。
ということは・・・?
そう、運動会では
ヘタな写真も数打ちゃ当たる
作戦が正解です!
不思議なことに素人ほど、シャッターチャンスにこだわりすぎるあまり、撮影枚数が少なくなりがち。
デジカメの連射機能もフルに活用し、まずはたくさんの写真を撮影することに集中しましょう。
また、かけっこなどの競技では、第一走者でなければ、自分の子どもが走る前に、他の子どもが同じレーンを走っていますよね?
その時に、
何度か実際にシャッターを押してみて、アングルやタイミングを確認しておく
のが、実は何を隠そう、おすすめの裏ワザ、マル秘テクニックなのです(^_-)-☆
他の子どもで練習しておく=数をこなす
ことで、ベストショットが生まれるというわけですね!
いかがでしたか?
プロのカメラマンは、機材や技術だけでなく、その瞬間の雰囲気を敏感に感じ取り、最高の1枚を撮影します。
私たちも、
カメラ越しだけではなく、
● 実際に目でも演技を見ながら
● 声を張り上げて応援してこそ
運動会の素晴らしい一瞬を記憶と記録に残せる
のです。
その証拠に、素晴らしい写真を撮るカメラマンさんほど、子どもたちへの応援の声かけが上手だったりするもの。
ゴールテープを切る瞬間、思わず応援に夢中になりシャッターを切るのを忘れていた・・・。
そんな「心のベストショット」は、形はなくとも、永遠にあなたの心の中に刻みこまれるはずです。
そして、ダンス・騎馬戦・組み体操・・・。
それぞれの演技が終わった後は、カメラやビデオを脇に置き、溢れんばかりの大きな拍手で子どもたちを称えてやってくださいね!
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