こんにちは!教育アドバイザーの梨紗です。
中学受験には、「女神様」と「魔物」がひそんでいます。
そう聞くと、まるでファンタジーに聞こえるかもしれません。でも、私は、プロ家庭教師として多くの受験生を見てきた中で、この言葉ほど“合格する子と落ちる子の違い”を正確に表しているものはないと感じています。
梨紗先生これまでも、私の生徒さんたちの受験本番では、ときどき理屈では説明できないことが繰り広げられてきました!
「えっ、本当に、そんなことあるの?」……。模試の偏差値が届いていなくても、そんな“一発逆転”を、心のどこかで祈ってしまう。それが受験生の親心ですよね!?
多くの人は、こうした事実をお伝えしても、「それは、たまたたまその生徒さんの運が良かったのでしょう?」で終わらせます。
でも私は、それを単なる偶然だとは思っていません。私の教え子の中でも、受験の「女神様」に微笑まれる子には、必ず共通点があるのです。
今回は、受験生のママさんパパさんが、喉から手が出るほど知りたい「受験の女神様に愛される方法」をお話ししたいと思います。 そして、その考え方の原点になったのが、娘・みみちゃんに手渡した一冊のノートでした。


■ 「本番の奇跡」は、偶然ではない
受験の女神様に微笑まれる子どもの共通点。
それは――毎日の小さな“態度の積み重ね”。
これは決して、根拠のない精神論や宗教論ではありません。 私はこれまで、逆転合格する子も、本番で崩れてしまう子も、数えきれないほど見てきました。その中で確信していることがあります。
「運」は、突然空から降ってくるものではない。 日々の姿勢や考え方が、最後に“運を引き寄せる力”になるのです。
つまり、こういうことです。
運は、実力の一部。実力は、態度の積み重ね。



毎年、見事に合格を掴み取った子の親御さんから、こんな報告をいただきます。
「先生、本当にありがとうございます!うちの子、本当に運が良かったんだと思います」
でも、私はいつもこう答えます。
「それは“運”じゃなくて、“運を引き寄せる準備”ができていたんですよ」
本番で“知っている問題”に出会えるのは、決して宝くじに当たるような確率論ではありません。合格する子は、「どこが出ても、女神様に顔向けできる」という状態まで、日々の泥臭い準備で自分の分母(=勉強の網羅率)を広げています。
- 漢字のトメ・ハネを疎かにしない
- 計算の1行目を丁寧に書く
- 「分かったつもり」の解き直しを、まっさらな状態からやり直す
こうした地道な「準備」の延長線上にしか、女神様の微笑み(=運)は存在しません。 「運を天に任せる」ことができるのは、人事を尽くした者だけなのです。
■ 「魔物」を呼び寄せたのは、誰か?
逆に、不合格のあとで「運が悪かった」と嘆くケース。
厳しいようですが、ここで一度、胸に手を当ててよく考えてみてほしいのです。
「いつもできない」「苦手」だと自分で分かっていながら、どうして今日までそのままにしておいたの?
……よく考えれば、これは、子どもだけ、受験だけの話ではありませんよね。
「今度やろう」と言いながら、見て見ぬふりをしてしまった「ヒヤリ・ハッと」が大事故に繋がる。大人の世界、一般社会でも、あれこれと心当たりがあるのではないでしょうか。
そうなのです。 女神様を怒らせて、おそろしい「魔物」を会場に呼び寄せてしまったのは、他でもない、日々の小さなサボり(苦手の放置)を積み重ねてしまった受験生自身なのです。
苦手を1つ放置するたびに、女神様は少しずつ離れていき、魔物が足元へ近づいてきます。
■ 「できたフリ」を卒業した瞬間
私の娘のみみちゃんも、このことに自分で気づき、自らの意志でノートの1ページにこの言葉を刻みました。


わからない問題を「わからない」と認め、自分の弱点から逃げずに闘うと決めたその日から、彼女の元へ女神様が戻ってきました。
では、今この瞬間から、親子でどう変わればいいのか。
女神様に味方してもらうための、具体的な「礼儀」を4つ紹介します。
■ 今日からできる「女神様に好かれる4つの態度」
① 苦手を「1つだけ」潰す
全部やろうとしてパンクする必要はありません。「今日間違えた算数の1問」「スルーしそうになった漢字1つ」だけでいい。その執念を、女神様は見ています。
② 1日5分の「弱点メモ」
今日できなかったことを、ノートに1行だけ書く。自分の弱点と正直に向き合うだけで、魔物は遠ざかります。
③ 「できたフリ」を絶対にしない
答えを写して取り繕った満点ほど、無意味で恥ずかしいものはありません。わからない問題に「わからない、悔しい!」と言える子が、最後に一番強くなります。
④ 見直しの「1割ルール」
試験時間の最後の1割(50分なら5分、10分なら1分)を、必ず見直しに捧げること。この謙虚な姿勢こそが、ケアレスミスという魔物を封じ込める最強の盾になります。 見直しは“才能”ではなく、日々の“習慣”です。
まとめ:奇跡は「今この瞬間」から始まる
受験の女神様は、努力した子を必ず見ています。そして同時に、小さなサボりも絶対に見逃しません。
偏差値20台からの大逆転は、特別な魔法で起きたのではありません。「女神様を魔物に変えない」という強い覚悟を持ち、日々の態度を改めたその日から、奇跡の歯車は回り始めました。



皆さんも、もし間違えた問題を丁寧に直している我が子を見たら
「えらいね!」
と一言かけてあげてください。
苦手な問題に向き合っている子を見たら
「頑張ってるね!」
と認めてあげてください。
そのあなたの一言で、女神様は子どもの味方になってくれます!!
受験の女神様は、準備してきた子のところへ必ずやってきます。
そして、こたつの中でぬくぬくしながら「なんとなく分かった気」でいる子のところへは、魔物に姿を変えてやってきます(笑)。
もし今、お子さんの成績が不安定で、「本番が怖い」と感じているのなら。 まずは今日の一問の「解き直し」から、女神様への礼儀を尽くしてみませんか?
女神様は、常に「今日の一問に全力を注ぎ込む受験生」を応援しているのです!!
次回の【技術編】では、この奇跡を確実に引き寄せるための「1割の見直し」という具体的なテクニックをお伝えします。
「うちの子の苦手をどうやって克服させればいいか分からない」という方は、ぜひともLINEでご相談ください!「女神様に愛される方法」をもっと丁寧にお話しいたします。
この記事は、kosodate.funの連載「50日間の逆転ストーリー」第9話・第10話と連動しています。
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